子宮筋腫で腹腔鏡下膣式子宮全摘術+両側附属器切除術日記

50歳のクリスマスイブに子宮筋腫で腹腔鏡下膣式子宮全摘術+両側附属器切除術をすることに。自分の記録のために、そして、これからの方の少しでもお役に立てば幸せです。

持ち物についてアドバイス

色々な入院経験者のみなさんのブログなどを読んで、自身の持ち物を模索しました。結論としては以下の通りです。病状や入院日数はもちろん、病院の設備にも大きく左右されると思うのでご参考までに。

【病院から準備するように言われたもの】

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①着替え(寝巻・下着)
➡パジャマは2セット。下着はブラキャミと大きめのおパンツを複数枚ずつ。

②洗面用具(歯磨きセット・タオル・バスタオル・シャンプー&リンス・石鹸)
➡リンスインシャンプーとボディーソープはシャワールームに常設されていたけど、お気に入りの香りだとテンション上がるので持参してよかった。

③日用品(履き慣れた靴・ティッシュペーパー)
➡かかとのないスリッパやクロックスはNGと知らず、普通にスリッパを持参。ティッシュペーパーはボックスを持参したが、数枚しか使用せず、ポケットティッシュで十分だった。

④食器(湯呑・水飲み)
➡食事の時に毎回お茶が出たが、持参したコーヒーなどを飲む用のマグと、ナースステーションからお湯ももらってくるためのサーモスボトルは重宝した。

⑤その他(服用中の薬・お薬手帳・診察券・保険証・限度額適用認定証・入院費)


【婦人科から準備するように言われたもの】
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①ナプキン10枚(夜用2枚)
➡夜用は不要だった。普通サイズも1日1枚、計3枚しか使用しなかった。

②婦人科術後セット770円➡1Fの売店で販売

③マスク➡複数枚用意したが、他の階に移動する機会もそうそうなく1枚で十分。


【自分で準備したもの】

◆ヘアブラシ
◆メイク落とし(初日分)
◆保湿クリーム・リップクリーム
◆洗濯洗剤➡浣腸直後に薬剤がおパンツに付着しまったので役立った。
◆ボディタオル
◆どんなときもWiFi ➡病室まではフリーWi-Fiが飛んでないのでレンタル。
◆充電器各種➡スマホWIFIなどの充電器
◆メガネケース➡手術時にメガネを預ける時に使用。
◆イヤホン➡テレビ用とスマホ用2個持参。テレビ用はもっと長いものを用意すればよかった。
◆ペンとメモ帳
◆ペットボトル3本➡自宅にあった水やお茶は持参したが、気分に合わせて炭酸飲料やジュースなどコンビニで購入するのは気分転換になった。
◆ふりかけ:白飯の時もあったので何度か使用した。
◆スティックコーヒーやおやつ:大好きなものでリラックスできた。


【持参したけど不要だったもの】

◆くるくるドライヤー➡ナースステーションで普通のドライヤーを毎回借りれた。
◆カトラリーセット➡食事のたびに必ずスプーンと箸が付いてきたので使用せず。
◆ストローとストロー付ペットボトルキャップ➡使用する機会なし。
◆アルコールスプレーや除菌ウェットティッシュ➡病室の前にアルコールスプレーが常備。
◆ボディ用シート➡シャワーできなかったのは手術当日だけだったので不要。
◆食器洗剤・スポンジ・布巾➡室内の洗面所の泡ハンドソープとペーパーナプキンで十分。
◆三又プラグ➡ベッド脇に2個コンセントがあったので十分だった。
◆S字フック➡クローゼットに2個常備されていた。
◆のど飴➡チョコは食べたが、飴はいらなかった。
◆マスクケース➡マスク自体使う機会がそれほどなかった。
◆エコバッグ➡目と鼻の先だし、シャワーへ行く時でも使用しなかった。
◆耳栓とアイマスク➡使い慣れていないので、逆に違和感で眠れず。
◆ハンガー➡クローゼットに常備されていた。
◆フック付かご➡何かしら入れてはいたが、全然無くてもよかった。
◆携帯用トイレ消臭スプレー➡浣腸時しかお通じがなく、使用せず。

退院3日目。順調

2021年12月29日(水) 退院3日目。

下腹部や膣周辺に多少の違和感はあるものの痛みはない。終日加湿器を使用しているからか、昨日には咳もすっかり止まった。
トイレに行った時に、トイレットペーパーはもっと傷口に優しいものを購入しておけば良かったかなぁ~とぼんやり思うものの、優しくタッチすることで問題はない。そもそも病院のトイレットペーパーはペラペラゴワゴワだったし(笑)
お風呂に入れないことは多少不便で不快ではあるけれど、浴室暖房があるので、この大寒波でも寒さで辛い思いはしていない。

今回の私の入院に携わって下さった全ての方に感謝をして、一旦このブログもおしまい。次回検診の1月15日までは書くことはないでしょう。
その頃にはまた職場復帰も果たしていて、手術前と変わらない日々を過ごしていると期待しています。
読んで下さってる方がいるならば、どうぞ皆様よいお年を。

2021年12月28日 退院2日目

2021年12月28日(火)退院2日目

あ~、5日ぶりに自宅の自分のベッドで眠れる幸せ。家に誰もいないプライバシー、最高!

入院中の部屋は、日額1,650円の自己負担金が発生する「個室風多床室」と呼ばれる4人部屋だった。差額ナシの部屋を希望してたので、差額は請求されなかったけど。
その部屋、クローゼットやデスクや冷蔵庫などが仕切りとなる家具とカーテンで囲まれているが、声は遮れるわけもなく、4人の声は筒抜け。
もちろん、みんな同性だが、みんなが私と同じ婦人科の疾病というわけではない。年齢は総じて高齢だ。私も50歳、決して若くはないが、みんなは70~80代といった様子。
「オシッコしたので残量調べて下さい。」「血がすごく出てきちゃったから来てください。」など、お顔さえ分からないのにナースコールの度に各々の病状が分かってくる。
お向かいさんは事故で腕の骨が折れたらしい。ご本人は事故当時の記憶が全くないらしいが、先生は「完全に轢かれてるね~」(え?轢かれたって、車に?バイク?自転車?)術後には早速リハビリの練習を指導されていた。
斜め前の方は、主治医が同じだったので、婦人科の疾病らしいが、オシッコのたびに残尿量を調べてもらっていた。
隣の方はもう認知が入っているようで、何を言っているのか分からない独り言が多く、看護師さんや主治医とのやりとりもおぼつかない。
そして、毎日必ず1人が出て行って、その日のうちに1人入ってくる。こんな年末でも入院を余儀なくされてる患者って多いんだな~。

同じフロアには、男性だけの病室が並ぶエリアもあり、共用のトイレに入ると、便座が上がっている時があり、一瞬、不快になる。
フロア全体を見回しても、総じて高齢者が多く、私のようにお湯やドライヤーのためにナースステーションを何度も往復したり、気分転換にラウンジで(イヤホンで)音楽聞きながらのんびりしている人はそうそういない。
夜中には、認知症からなのか遠くの部屋から、「ギャー、痛い~!!!」と悲鳴ような声が繰り返し繰り返し聞こえてくる。病院の暗闇の中から一晩中続く絶叫…。なかなかすごい経験だ。ご本人も大変だろうけど、お気の毒な同じ部屋の患者さんの心中をお察しする。

そして、自宅で好きな時に好きなものを食べられる幸せ。病院では、自分で食事を作らなくてもいいものの、食べたい食べたくないに関わらず、決まった時間に決まった量が無機質なプラスチック容器で運ばれてくる。おかわりとかもできないし、ただ壁に向かって黙々と一人で食べる。
そういえば、その後体重は増えてるんだろうか。手術日と翌日の2日間ほとんど食べられず、筋腫・子宮・卵管・卵巣は取り除いたため多少減っているのかと期待してしまうが、その後は運動ゼロでずっとベッドの上で三度三度食べていたし、今朝まで一度もお通じもなかったから、もしかして増えてるのかも。

その後、計ってみたら、46キロ(155㎝)。入院前とさほど変わっていなかった。

2021年12月27日(月)手術3日目➡退院

2021年12月27日(月)手術3日目

 

昨晩は夜中に一度目が覚めてトイレに行ったものの、朝までぐっすりだった。こんなに落ち着いて眠れたのは入院後初めてだった。土曜日の回診で主治医のT先生が「経過が良ければ月曜に退院できるかも」って軽~く言ったけど、本当に今日退院できるのかな?期待しちゃうな。f:id:uterinefibroidsholder:20211229132030j:plain

7:30に朝ごはん完食したところで、T先生登場。内診して、経過がよければ午前中に退院できると言ってもらえて、一気にテンション上がる!9時過ぎに婦人科に呼ばれて内診。出血はまだ多少あるものの、経過はすこぶる順調なので、本日午前中の退院の許可が出る。
次回予約1月15日(土)10:30~をして、以下注意事項。
①重いものは持たないこと。
②車・自転車はOK。
③お風呂は1月8日までNG。

部屋に戻り、荷物をパックして、1階で清算するように指示があり、入退院センターへ。ここでハプニング。
自己負担金なしでお部屋をアップグレード(?)してもらったはずなのに、しっかり金額が請求されている!(1,650円×5日分=8,250円)これまでの経緯を説明したら、すぐに修正してもらえて、保証金の50,000円と相殺し、合計227,980円をお支払い。食事460円も8回分で3,680円請求されていた。うち3回はほとんど食べてないけどね。(アクアファンとアローゼンは請求されてない模様)

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2021年12月26日(日)手術2日目

2021年12月26日(日)手術2日目

 

昨晩はこれまでに比べたら多少は寝れたような気がする。朝ごはんも頑張って完食できた。但し、乾燥がひどくて、のどがイガイガして、咳や痰が出始める。ハンドタオルを濡らして干したりしたけど、こんな広い4人部屋で、私ひとりだけタオル干しても効果は期待できない。咳をするたびに下腹部に響く。f:id:uterinefibroidsholder:20211229131658j:plain

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2021年12月25日(日)手術翌日

2021年12月25日(日)手術翌日

 

夜中に何度か回診もあり、寝たんだか寝てないんだか分からなかった夜が明け、7:30に2日ぶりの朝ごはん。ベッドの背もたれを上げて、ベッドのテーブルで食べるように言われたが、食欲も全くなく、無理してヨーグルトだけ食べる。24時間ぶりに起き上がったため、軽く吐き気とめまい。お昼ご飯の後に、色々外してくれると約束したので、それを希望に頑張る。

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2021年12月24日(金) 手術当日

2021年12月24日(金) 手術当日

 

6:00 ぐっすり寝ていたわけではないが、起床。
6:30 回診(体温・血圧・酸素飽和度)。昨晩もらったアクアファン2パックを飲むように指示あり。これ、冷蔵庫で一晩冷たくしていたから飲めたけど、常温だったらこの量は飲めなかったかも。

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7:30 昨日から排便がないため浣腸。7年前の出産以来3度目。何度やっても恥ずかしいし、トイレを我慢しなければいけない5分間は到底迎えられず、ものの2分で噴射。
8:25 ヘアネット+術着に着替えるように指示あり。おパンツだけ履いてていいらしい。眼鏡がないと手術室まで歩くのもおぼつかないので、眼鏡はかけたまま、眼鏡ケースを持って行く。

8:50 歩いて手術室へ。無機質なたくさんの手術室の一番奥の部屋へ案内される。途中で主治医の先生から、よろしくお願いします~と軽く声掛けられる。
ベッドに仰向けになった途端にわらわらと4~5人の女性が現れて、パンツを下ろされたり、酸素マスクを装着されたり、テキパキと準備が進められていく。あっという間に「麻酔入りますよ~。少し咳が出るかも知れませんけど、遠慮なく咳して大丈夫ですよ。」と聞いて、自分でコホコホと咳をしたのが最後、記憶が飛ぶ。

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