子宮筋腫で腹腔鏡下膣式子宮全摘術+両側附属器切除術日記

50歳のクリスマスイブに子宮筋腫で腹腔鏡下膣式子宮全摘術+両側附属器切除術をすることに。自分の記録のために、そして、これからの方の少しでもお役に立てば幸せです。

2021年12月25日(日)手術翌日

2021年12月25日(日)手術翌日

 

夜中に何度か回診もあり、寝たんだか寝てないんだか分からなかった夜が明け、7:30に2日ぶりの朝ごはん。ベッドの背もたれを上げて、ベッドのテーブルで食べるように言われたが、食欲も全くなく、無理してヨーグルトだけ食べる。24時間ぶりに起き上がったため、軽く吐き気とめまい。お昼ご飯の後に、色々外してくれると約束したので、それを希望に頑張る。

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12:00にはお昼ごはん。まだ食欲もなく、マンゴー(もちろん解凍)だけ。上体を起こした際にまた強い吐き気。吐くぞ、吐くぞとナースコールをしたが、ナース来ず。3回目鳴らして吐き気が治まった頃にやっとナースがきた。きっと退院する患者さんと入院する患者さんで忙しい時間帯なんだろうけど、本当にヤバかった。ベッドで吐いてたら大変なことになってたぞ。f:id:uterinefibroidsholder:20211229131224j:plain

 

その後、約束通り、足のポンプと尿管を外してもらえて最高にスッキリ。尿管を外すときは痛いのかなと心配していたが、全く痛みもなくスルンと取れる。外れた時の爽快感!
お腹は動くたびに内臓がグルグルと動いている感覚がある。子宮・卵巣・卵管を取り除いて、繋がっていた内臓はブラブラしているんじゃないか心配になるが、まさかそれらが不安定な状況になってる?お腹を聴診器を聞くと、活発に動いていると言われたが、腸が動いているだけなのかな?痛みはないけど、変な感覚がする。

定期的に回診されるたびに、体温・血圧・酸素を計り、痛みは「1~10で表すとどれくらい?」って聞かれる。いつも「1以下です」と回答する。これまで経験してきた生理痛に比べたら、1にも満たないというのが実感。あ~、今後はあの痛みは襲って来ないんだな~と幸せな気持ちになる。

まだ食欲が戻っていないので、栄養を補う点滴はそのままと言われて凹んだが、まだデザートしか食べられてないから仕方ないか。でも、希望したシャワーは今日から浴びていいらしい。昨晩から、何度もホットフラッシュで体から汗が噴き出すことを感じていたから、シャワーはありがたいと16:30に予約してもらう。う~、待ち遠しい。点滴部分には、防水加工のテープで固定。

トイレも点滴を首から下げて自力で行けるのが嬉しい。一番最初にオシッコする時、出てくるまで多少時間がかかったが、回数を増すごとにスムーズになっていく。約2時間おきにトイレに行きたくなるのだから頻尿になるのかな?オシッコもいつもより黄色が濃い。薬のせいなのかな?

それよりも、トイレに行って、お腹に傷がないことに初めて気が付いた。これまで寝ながらぼんやりどこを切ったんだろう?おへそや傷口らしい場所を軽く触っても、違和感や痛みが全くない。腹腔鏡手術と聞いていたのに、なぜ?そういえば、麻酔が切れた後、主治医が回診で「下から出来たから。痛みも少ないし、回復早いと思うよ。」と言っていたような。意識が朦朧としていたから、「はい、ありがとうございます。」とだけ回答しておいたけど、そういうことか。だから、こんなに痛みがないのか。出血も多少あるものの、1日以上経っても、ナプキン替えなくもいい程度。夜用ナプキンは全く不要だった。
※これ以降、タイトルを「腹腔鏡下子宮全摘術」から「膣式子宮全摘術」に変更しました。

最初に痛み止めの点滴が空になり、外される。
18:00の晩ごはんもデザートのクリスマスケーキ以外はほとんど食べられず。でも、食事の摂取量に関わらず、今入っている栄養を補う点滴袋が空になったら、左手の管も外れるらしい。YEY!

今日は、巷ではクリスマス。病院からは日中クリスマスカードが配られ、メニューも鶏肉のカレーマヨ焼き、ロールキャベツ、ブロッコリーサラダ、クリスマスケーキとアレンジされている。ちゃんと食べられなくて申し訳ないけど、そんな温かい配慮が嬉しい。こんな独りぼっちの寂しいクリスマスは生まれて初めてだもん、沁みる。
7歳の娘にはちゃんとサンタさんが来たのかな?心配になって、今日から預けられている埼玉の実家に電話したら、「ちゃんと来たよ!欲しかったSWITCHのSOFTもらったよ!」と興奮してた。あ~、よかった。f:id:uterinefibroidsholder:20211229123930j:plain

「ママいなくて寂しい?」って聞いたら、「大丈夫~」っと案外平気そうな声で、また少し寂しくなる。きっと実家の両親がよくしてくれているのだろう。足の悪い実家の母には感謝しかない。どんな時もでも私を支えて、味方になってくれる。ありがとう、ありがとう。

その後、22:00の回診で、点滴すべて外してもらえた。とうとう完全に自由の身になった。この時の喜び。OH~YES!!!私にとっての最高のクリスマスプレゼントだ!