子宮筋腫で腹腔鏡下膣式子宮全摘術+両側附属器切除術日記

50歳のクリスマスイブに子宮筋腫で腹腔鏡下膣式子宮全摘術+両側附属器切除術をすることに。自分の記録のために、そして、これからの方の少しでもお役に立てば幸せです。

2021年12月28日 退院2日目

2021年12月28日(火)退院2日目

あ~、5日ぶりに自宅の自分のベッドで眠れる幸せ。家に誰もいないプライバシー、最高!

入院中の部屋は、日額1,650円の自己負担金が発生する「個室風多床室」と呼ばれる4人部屋だった。差額ナシの部屋を希望してたので、差額は請求されなかったけど。
その部屋、クローゼットやデスクや冷蔵庫などが仕切りとなる家具とカーテンで囲まれているが、声は遮れるわけもなく、4人の声は筒抜け。
もちろん、みんな同性だが、みんなが私と同じ婦人科の疾病というわけではない。年齢は総じて高齢だ。私も50歳、決して若くはないが、みんなは70~80代といった様子。
「オシッコしたので残量調べて下さい。」「血がすごく出てきちゃったから来てください。」など、お顔さえ分からないのにナースコールの度に各々の病状が分かってくる。
お向かいさんは事故で腕の骨が折れたらしい。ご本人は事故当時の記憶が全くないらしいが、先生は「完全に轢かれてるね~」(え?轢かれたって、車に?バイク?自転車?)術後には早速リハビリの練習を指導されていた。
斜め前の方は、主治医が同じだったので、婦人科の疾病らしいが、オシッコのたびに残尿量を調べてもらっていた。
隣の方はもう認知が入っているようで、何を言っているのか分からない独り言が多く、看護師さんや主治医とのやりとりもおぼつかない。
そして、毎日必ず1人が出て行って、その日のうちに1人入ってくる。こんな年末でも入院を余儀なくされてる患者って多いんだな~。

同じフロアには、男性だけの病室が並ぶエリアもあり、共用のトイレに入ると、便座が上がっている時があり、一瞬、不快になる。
フロア全体を見回しても、総じて高齢者が多く、私のようにお湯やドライヤーのためにナースステーションを何度も往復したり、気分転換にラウンジで(イヤホンで)音楽聞きながらのんびりしている人はそうそういない。
夜中には、認知症からなのか遠くの部屋から、「ギャー、痛い~!!!」と悲鳴ような声が繰り返し繰り返し聞こえてくる。病院の暗闇の中から一晩中続く絶叫…。なかなかすごい経験だ。ご本人も大変だろうけど、お気の毒な同じ部屋の患者さんの心中をお察しする。

そして、自宅で好きな時に好きなものを食べられる幸せ。病院では、自分で食事を作らなくてもいいものの、食べたい食べたくないに関わらず、決まった時間に決まった量が無機質なプラスチック容器で運ばれてくる。おかわりとかもできないし、ただ壁に向かって黙々と一人で食べる。
そういえば、その後体重は増えてるんだろうか。手術日と翌日の2日間ほとんど食べられず、筋腫・子宮・卵管・卵巣は取り除いたため多少減っているのかと期待してしまうが、その後は運動ゼロでずっとベッドの上で三度三度食べていたし、今朝まで一度もお通じもなかったから、もしかして増えてるのかも。

その後、計ってみたら、46キロ(155㎝)。入院前とさほど変わっていなかった。